一方。
HSSとは、High Sensation Seeking、「刺激追求型」のことです。
この性質の人は過度の刺激を好みます。
・新しいことを常に求める。
・突発的な行動をとる。
・危険なスポーツなどを好む。
soraの場合は例えば
・たまに普段着ないような服で武装してみる。
・カフェインの過剰摂取をする。
・何もない日は発狂しそうになる。
・若干アブノーマルなセックスを好む。
などでしょうか。
以上の二つの性質で人を分けるとすると、四パターンになりますね。
つまり
・非HSP/非HSS
・HSP/非HSS
・非HSP/HSS
・HSP/HSS
人間は誰でも、適度な刺激を求めます。まったく刺激のない生活など、HSPであっても求めません。「適度な」刺激は必要なのです。
ただ皆、「適度」のレベルが違うだけで。
非HSP/非HSSの「適度な」刺激レベルを基準にすれば、HSP/非HSSはより少ない刺激を、非HSP/HSSはより強い刺激を「適度」とします。ではHSP/HSSでは、というと。すごく、すごぉぉぉく狭い範囲が「適度」です。小さな刺激ではHSSが退屈し、大きな刺激ではHSPが悲鳴を上げる。両方から歩み寄った部分が「適度な」刺激です。
このHSP/HSSは、数的にはとても少ないですが、存在します。実際soraもこれです(厳密に言うとsoraの場合はあまりHSSが強くはありませんが)。
本当は、生きるのがとても難しいです。今はまだ学生なので、周りに甘えて、自分を甘やかして生きていけます。でもこれから、社会に出て一人の人間として生きていけるのか、不安です。本当に本当に不安です。
だからできるだけ、これが解決策であるとはいえないけれど、多くの人にHSPとHSSという性質について知ってもらいたいと思っています。
soraは趣味で実用書チックな、人生論チックな本をたくさん読みますが、「いつも明るく朗らかに」「積極的に」と、まるで全ての人が無条件でそれをこなせるように書かれているのが普通です。これを読んだ自分をHSPと気付かないHSPの人はいったいどう思うでしょう?絶対にこう感じるでしょう。「私にはそれすらもできない。だから駄目なんだ。」と。
私は中学生・高校生のころ、「自分を見直そう」「自分史を書いてみよう」という課題が大嫌いでした。嫌な過去ばかり思い出して、答えが見つからないから。そして、それでパニックになった私を助けてくれる人は、誰もいなかったから。HSPの心をかき乱すようなことは、世界に、普通に存在しているのです。仕方ありません。世界の「普通」は非HSPなのですから。
最後に。
私が「HSP」という性質を知ったのは、偶然でした。
中学生、高校生と私の学校での居場所は図書館でした。
高校生のある日、その図書館で、綺麗なブルーの背表紙の本を見つけました。
手にとって見ると、表紙はまた可愛いブルーのあみぐるみのベアー。
その本こそが『ささいなことにすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』でした。心理学者Elaine N. Aron氏の"The Highly Sensitive Person"の冨田香里さんの訳書です。
そして第二巻が"The Highly Sensitive Person in Love"。邦題は『敏感すぎてすぐに『恋』に動揺してしまうあなたへ。』です。こちらの表紙はピンク。図書館に請求して入れてもらいました。
今この二冊の本は、soraの部屋にもあります。いつもsoraの傍にあり、たまに「彼氏」がいると貸して、読んでもらっています。
ここに書いたことは十分不十分なので(笑)、興味を持った方は買わないまでも、読んでいただけるとよいと思います。また、HSPの方は気分が悪くなったり、神経が高ぶってしまったりする可能性がありますので、無理はなさらないで、ゆっくり読んで下さいね。
今日は長くなりました。おやすみなさい。sora
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